20世紀西洋人名事典 「K.ワルトハイム」の解説
K. ワルトハイム
Kurt Waldheim
1918.12.21 -
オーストリアの外交官,政治家。
元・国連事務総長,元・オーストリア大統領。
アンドラ・ザンクトベルデルン生まれ。
ウィーン大学(法学部)[’44年]卒。
1945年外務省に入り、’55年初代国連代表となる。’58年カナダ大使を経て、’68年外相となり、’70年国連大使を務める。’71年国民党から大統領候補に推されるが敗れ、同年第4代国連事務総長に選出される。’82年ジョージタウン大学教授を歴任し、’87年再度オーストリア大統領選挙に推され、決戦投票のすえ大統領となる。同時にナチスの戦争犯罪に加担していたとの疑惑が表面化、後に戦争犯罪に加担した証拠はないが残虐行為は十分に知っていたとして道義的責任を追求された。’92年辞任。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報