20世紀西洋人名事典 「K.T.リーバーマン」の解説
K.T. リーバーマン
Karl Theodor Liebermann
1842 - 1914
ドイツの有機化学者。
元・シャルロッテンブルク工科大学教授,元・カイザー・ウィルヘルム研究所教授。
ベルリン生まれ。
化学をR.W.ブンゼンに師事。その後ベルリンの工業学校にあったバイヤーの研究室に入り、1869年グレーベと共にアリザンの合成に成功。後にこの製法が工業化され天然物にかわって合成品が使われるようになった。1872年バイヤーの後任となり、1873年教授に就任し、学校がシャルロッテンブルク工科大学となりその後も教授を務めた。又ベルリン大学、カイザー・ウィルヘルム研究所教授も兼任。他の研究にリーバーマン反応と呼ばれているフェノールの検出反応を見いだすなどの業績がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報