20世紀西洋人名事典 「L.C.ポーリング」の解説
L.C. ポーリング
Linus Carl Pauling
1901.2.28 - 1994.8.19
米国の物理化学者。
ライナス・ポーリング科学医学研究所長,元・カルフォルニア工科大学教授。
オレゴン州ポートランド生まれ。
1922年オレゴン農業大学卒業後、’31年カルフォルニア工科大学教授となる。以後カルフォルニア大学、スタンフォード大学を経て、ライナス・ポーリング科学医学研究所長を歴任。この間、化学結合の本性、分子構造研究を行い、’54年ノーベル化学賞を受賞。また、平和運動家としても知られ、原爆禁止、核実験反対署名運動などに積極的に取り組み、これの功績が認められて’62年ノーベル平和賞、’70年にはレーニン平和賞が贈られる。主著に「化学結合論」(’39年)などがある。’55年、’59年の原水禁大会代表で来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報