20世紀西洋人名事典 「M.ロベール」の解説
M. ロベール
Marthe Robert
生.不詳(1914.説あり) -
フランスの批評家。
(パリ説あり)生まれ。
初めドイツ文学者として、ゲーテ、グリム兄弟などの翻訳に携わり、その後、「カフカ」(1960年)で批評家として認められる。他にフェミナ賞受賞作「古いものと新しいもの」(’63年)、「起源の小説と小説の起源」(’73年)で書くことの現代的意義を鋭く問う。又、フロイト論「エディプスからモーゼへ」(’74年)は出色の出来といわれる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報