20世紀西洋人名事典 「S.クヌーブ」の解説
S. クヌーブ
Sten Konov
1867 - 1948
ノルウェーのインド学者。
オスロ大学、ハンブルク大学で教鞭をとり、コータン・サカ語訳の「金剛般若教」「大乗聖無量寿決定光明如来陀羅尼経」「金光明経」などの研究では有名で、そのほかに1914年ガンダーラ語の「法句経」の研究を発表、’29年チベット語、コータン・サカ語で書かれたS.ホルスタイン文書の研究に携わった成果を発表した。また、これまで梵文の存在が知られていなかった1万8千頌の「般若経」を発見した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報