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法句経 ほっくぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

法句経
ほっくぎょう

パーリ語典『ダンマパダ』 Dhammapadaの訳名。仏陀の言葉をなまの形で伝える文献の一つ。古来広く愛読され,仏教徒の思想と実践の指針となってきた。全編 26章,423の詩句集で,パーリ上座部系統に属するもののほかに大衆部が伝えたガンダーラ語のもの,説一切有部系統の『ウダーナバルガ』の題名で伝えられたもの,その系統のチベット訳や漢訳の『法句経』 (2巻) ,『法句譬喩経』 (4巻) ,『出曜経』 (30巻) ,『法集要頌経』 (4巻) などもある。

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デジタル大辞泉の解説

ほっくぎょう〔ホックギヤウ〕【法句経】

《〈パーリ〉Dhamma-pada真理の言葉の意》原始仏教の経典の一。原典は423編よりなる韻文形式の詩集。成立は古く、漢訳に維祇難等訳2巻などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほっくきょう【法句経】

初期仏教経典の一つ。原題はパーリ語で《ダンマパダDhammapada》。パーリ語原典は南伝上座部の〈小部経典〉の一つであるが,他にガンダーラ語,サンスクリット(《ウダーナ品》),漢訳(《法句経》《出曜経》など),チベット語訳,および中央アジア諸語による断片もあり,きわめて広く普及していたことが知られる。本経は短い詩句の集成で,初期仏教教団で伝持されていたものが後に編集されたと考えられ(前4~前3世紀),初期仏典中でも最も古いものの一つである。

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大辞林 第三版の解説

ほっくぎょう【法句経】

仏教経典。維祇難等訳。四二三偈から成るパーリ語の原典がある。短詩型の教説を集成したもので、初期の仏教の教えを伝える。ダンマ-パダ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

法句経
ほっくきょう

原始仏教の経典。パーリ語テキストは『ダンマパダ』Dhammapadaと称し、小部に属する。諸資料のうち、おそらく最古のものの一つで、もっとも広く仏教徒に愛唱されて今日に至る。詩(韻文)形式で、パーリ語は423偈(げ)、相当する漢訳は500偈で、テーマなどにより26章に分けられているが、漢訳テキストにはさらに13章258偈が追加された。文章は平明で、深い宗教的境地が盛り込まれており、仏教のいわゆるバイブルの役割を果たしている。なお『法句譬喩(ひゆ)経』『ガンダーリー・ダルマパダ』『ウダーナバルガ』『出曜経(しゅっようきょう)』などの異本があり、水野弘元著『法句経の研究』(1981・春秋社)はすべてを網羅し、比較対照する。また邦訳、解説書も多数ある。[三枝充悳]
『中村元訳『ブッダの真理のことば・感興のことば』(岩波文庫) ▽友松円諦著『法句経講義』(講談社学術文庫) ▽藤田宏達訳『ブッダの詩I』(1986・講談社)』

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