20世紀西洋人名事典 「S.フセイン」の解説
S. フセイン
Ṣaddām Ḥusayn
1937 -
イラクの政治家。
イラク大統領。
タクリート生まれ。
バクダード大学卒,カイロ大学卒。
別名al Takrītī Ṣaddām Ḥusayn,Tikriti al Saddam Husayn。
1957年バース党に入党。’59年カーセム政権転覆容疑で死刑判決を受け、’62年までエジプトに亡命。’63年イラクに戻ったが、翌’64年アレフ政権転覆容疑で逮捕される。’68年7月のクーデターに貢献し、’69年革命評議会副議長、バース党副書記長を兼任。’79年バクル大統領の辞任に伴い、大統領。翌’80年対イラン戦争を開始し、短期決戦に失敗して長期戦に突入。’82年には非同盟諸国首脳会議開催を返上したことで知られる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報