SEDテレビ(読み)えすいーでぃーてれび(英語表記)surface-conduction electron-emitter display TV

日本大百科全書(ニッポニカ) 「SEDテレビ」の意味・わかりやすい解説

SEDテレビ
えすいーでぃーてれび
surface-conduction electron-emitter display TV
SED TV

SED(表面伝導型電子放出素子ディスプレー)を画像表示装置に用いたテレビジョン受像機。長所として、薄型、応答速度が速い、コントラスト比が高い、などがあり、ブラウン管テレビに匹敵する高画質の薄型テレビを供給する目的開発が行われた。しかし、プラズマテレビ液晶テレビ改良が急速に進んで品質が高くなり、SEDテレビの存在意義は低下。日本の各メーカーは開発を断念し、SEDテレビは日の目をみることなく終わった。

[吉川昭吉郎 2017年12月12日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android