ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フナ属」の意味・わかりやすい解説 フナ属フナぞくCarassius 魚類の分類,コイ目コイ科の一属。体は側扁し,頭部は比較的ずんぐりしており,口ひげがない。日本に最も普通の淡水魚。キンブナ,ギンブナなどがいる。また琵琶湖・淀川水系原産のゲンゴロウブナは体高が高く,体は灰白色で光沢があり,全長 60cmぐらいになる。釣魚として各地に移殖され,ヘラブナとも呼ばれる。キンギョ(金魚)は中国産 C. auratus auratus をもとにして改良し,つくりだしたもの。日本,アジア,ヨーロッパに分布し,アメリカ合衆国にも 1878年以降移殖された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by