最新 地学事典 「T-T-Tダイヤグラム」の解説
ティーティーティーダイヤグラム
T-T-Tダイヤグラム
T-T-T diagram
時間(Time)-温度(Tempera-ture)-相変化(Transformation)図。相変化の様子を温度と時間依存性を合わせてみるダイヤグラム。通常縦軸に温度をとり,横軸に対数スケールで時間をとる。冷却による析出・二相分離等では転移温度よりも少し温度が下がったところで転移の駆動力である自由エネルギー差が大きくなり,かつ拡散速度もそれほど小さくならず相変化が最も進む。このような場合,右横方向に時間軸をとると,左に凸な相転移のスタートの曲線,その右側に相転移フィニッシュの曲線が並ぶ。いくつかの相変化がある場合は,これらの曲線が複合して複雑になる。冷却速度の違いによる多様な組織の形成などの解釈に役立つ。
執筆者:赤井 純治
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

