UFR(読み)ユーエフアール

デジタル大辞泉 「UFR」の意味・読み・例文・類語

ユー‐エフ‐アール【UFR】[under-frequency relay]

under-frequency relay地震などにより、複数の発電設備が同時に停止し、電力需要が供給を上回って周波数が大幅に低下すると自動的に作動し、発電設備を電力系統から切り離す装置変電所などに設置され、大規模で広範囲の停電を防ぐ役割をもつ。周波数低下リレー周波数低下防止装置

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大学事典 「UFR」の解説

UFR[仏]
ユーエフエール

フランスの大学において教育研究部局を構成するユニット。「教育研究単位(フランス)」と訳されることが多い。1968年5月の大学危機を経て同年に制定された高等教育基本法(エドガール・フォール法)において,それまでの伝統的な学部(法・文・理・医・薬・神の6種類)に代わり,ディシプリン複合性(pluridisciplinarité)に基づく教育と研究を推進することを目的に,より小規模で機動的な教職員の運営組織としてUER(Unité d'enseignement et de recherche)が設置されたのが始まりである。一つまたは複数の学問分野を単位とし,評議会(conseil)には教職員だけでなく学外者や学生代表も参加する。enseignementもformationも教育を意味するが,後者は知識伝達のみならず職業養成を重視しており,一層の教育拡大が政策課題になった1984年の高等教育法(サヴァリ法)においてUFRに改称された。また,1989年に4年間の契約政策が導入されてから,大学の分権化を図る目的で,UFRを通じて自治体・企業等と連携した教育と研究のプログラムも推進された。
著者: 大前敦巳

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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