20世紀西洋人名事典 「V.シュクシーン」の解説
V. シュクシーン
Vasilii Makarovich Shukshin
1929.7.25 - 1974
ソ連の映画監督,俳優,小説家。
シベリアのアルタイ地方生まれ。
コルホーズ農民の子として生れ、幼くして父を失い、7年制学校を卒業後荷役人夫等をしながら詩や散文を書いた。大学を卒業後、1964年「こんな者がいる」で新進監督として認められた。大学在学中に映画俳優としてデビューし性格俳優として人気を集める一方で短編小説も書いた。「リュバービン家の人々」(’63年)、「自由をあたえるためにわれきたれり」(’64年)等の長編小説も書く。映画の代表作には、シナリオ・監督・主演の「赤いカリーナ」(’73年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報