20世紀西洋人名事典 「V.ラクーザ」の解説
V. ラクーザ
Vincenzo Ragusa
1841 - 1927
イタリアの彫刻家。
シチリア島パレルモ近郊パルタンナ・モンデルロ生まれ。
イタリアの彫刻家で、イタリアバロック風の作風をもち、古典的なテクニックを使用した。1876年工部美術学校の彫刻学科教師として、来日した。そこで、日本では初めてとなる「モデリング」と呼ばれる肉付けの技法を教えた。1882年同校が廃止されると帰国し、亡くなるまでパレルモ市の美術工芸学校長として活躍した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報