20世紀西洋人名事典 「Y.ラビン」の解説
Y. ラビン
Yitzhak Rabin
1922 -
イスラエルの軍人,政治家。
参謀総長,イスラエル首相。
エルサレム生まれ。
カドーリー農業学校卒,イギリス陸軍大学[’53年]卒。
別名Yizhak Rabin。
1940年ゲリラ部隊パルマッハに参加し、’44年イギリス委任統治政府に対する地下抵抗運動を行い、’47年パルマッハ副司令官となる。’48年エルサレム戦線を指揮し、’53年イギリス陸軍学校を卒業し、北部方面司令官や参謀次官を務め、’64年参謀総長となる。’68年退役して駐米大使となり、その後、国会議員に当選し、’74年3月労相を経て、同年5月労働党党首となり、イスラエル首相となる。’77年駐米大使時代の不正銀行口座を暴露され、辞任する。84年リクードとの挙国一致内閣で国防相。87年末に始まったインティファーダではタカ派ぶりを発揮したが、92年首相に就任した後93年に「パレスチナ暫定自治宣言」に調印、PLOと歴史的和解を実現し、94年ノーベル平和賞受賞。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報