ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
挙国一致内閣
きょこくいっちないかく
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戦争や内乱あるいは経済大恐慌など、国に重大な危機状況が発生したような場合、挙国一致で事態の解決にあたるため、反対党をも加えて構成される内閣。国民政府ともいう。議院内閣制をとる国では、多数党が政権を担当し反対党との政権交替を前提とする政党内閣制による政治が常態である。しかし、非常事態、例外状態が発生したときには挙国一致内閣制をとる場合もある。この挙国一致内閣は、単独の政党だけでは多数を制しえず、他の一党あるいは複数の政党を加えて内閣を構成する連立内閣とは異なる。
挙国一致内閣の例としては、イギリスにおける第一次世界大戦中のロイド・ジョージ内閣、世界大恐慌を乗り切るためにつくられた1931年のマクドナルド内閣、第二次大戦中のチャーチル内閣、フランスでは1958年のアルジェリア問題解決のために成立したドゴール内閣、日本では、五・一五事件後の1932年(昭和7)に成立した斎藤実(まこと)内閣以降、敗戦に至るまで続いた内閣、がある。
[田中 浩]
出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報
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