がり版（読み）ガリバン

デジタル大辞泉「がり版」の意味・読み・例文・類語

謄写版とうしゃばんの俗称。また、その鉄製のやすり板。鉄筆で原紙を切るときのがりがりいう音からの名。「がり版刷り」

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〘名〙 (「がり」は原紙をきるときの音から) 鉄筆で謄写版原紙をきるのに用いるやすり版。転じて、謄写版印刷器。また、この印刷法や、これで印刷したもの。

※多甚古村（1939）〈井伏鱒二〉水喧嘩の件「そのガリ版の廻状を村内の有志の面々に配布してまはった」

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