バケット船(読み)バケットせん(その他表記)bucket dredger

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バケット船」の意味・わかりやすい解説

バケット船
バケットせん
bucket dredger

浚渫などに使う作業船の一種で,大型船は国,地方公共団体が保有している。丸いお椀形のバケット (1個の容量約 0.5m3) を 70個ほどつなぎ,輪にしたものを船体から海底に向けて斜めに吊下げ,原動機で回して海底の土砂をすくい上げる構造で,比較的固い地盤の浚渫に適している。作業時は船の前後左右に6個の錨を打ち,ウィンチで錨索を巻いて船体を左右に移動させながら海底の土砂を掘り進む。このため狭い場所や船舶の多い場所の浚渫には適しない。小型バケット船の多くは民有で,砂利採取や,ごく小規模の浚渫に使われる。

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世界大百科事典(旧版)内のバケット船の言及

【建設機械】より

…道路の舗装工事には,アスファルトやコンクリート舗装機械,舗装補修機械があり,また,道路除雪機械として,除雪トラック,ロータリー除雪車などが開発されている。河川や海底掘削のための浚渫作業には,陸上のクラムシェルに相当するグラブ船,ラダーに多数のバケットを連結させて掘削するバケット船,パワーショベルの作業機構を採用したディッパー船や,サンドポンプで海底土砂を吸い上げるポンプ船など各種の浚渫(しゆんせつ)船が使用されている。そのほか,建設作業の補助機としては,クレーン,ウィンチ,空気圧縮機,送風機,ポンプおよび種々の原動機がある。…

※「バケット船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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