オーストラリアの小説家。サウス・オーストラリア州州都アデレード生まれ。一時期美術学校に通う。絵画にも造詣(ぞうけい)が深い。5年間、国立美術館評議員を務めた。オーストラリアの画家論として『イアン・フェアウェザー研究』を発表(1981)。1968~70年インド、1970~74年はイギリス、ヨーロッパに滞在。短編集第一作『同時代の肖像群』(1975)は、86年『家畜追いの妻』と改題出版。画家ラッセル・ドライスデール挿絵のこの短編集は、1892年同タイトルのH・ローソンの短篇の現代版話題作。小説『ホームシックネス』(1980)は、オーストラリア文芸協会賞、エイジ年間文学賞を受賞した。小説『ホールデンのパフォーマンス』(1987)はビクトリア州プレミア賞をうける。『普通筆記法――ある作家のノート』(1989)は、1960~70年代の海外滞在中の体験・見聞を書いたもの。ヘレン・ダニエル著『ライアーズ――新しいオーストラリアの作家たち』(1988)の標的にあげられた一人。シドニー在住。
[古宇田敦子]
初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...
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