医療情報学(読み)いりょうじょうほうがく(英語表記)medical informatics

図書館情報学用語辞典 第5版 「医療情報学」の解説

医療情報学

医学と医療にかかわる情報を対象とし,それらが医学と医療に有効に役立つような方法と技術を研究する領域.薬剤情報や医学文献情報のデータベース化,心電図コンピュータ断層撮影などの医用波形や画像の解析処理,診療における意思決定支援システムの構築患者病歴,検査結果,処方会計など病院内で分散的に発生する情報の統合化を図る病院情報システムの構築,さらには環境衛生,早期診断や地域のニーズ等を取り込んだ包括的地域健康管理システムの構築が中心となっている.近年では,医療ビッグデータを活用した「根拠に基づく医療」(Evidence based Medicine: EBM)の重要性が広く認識されている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android