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環境衛生 かんきょうえいせい environmental health

7件 の用語解説(環境衛生の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

環境衛生
かんきょうえいせい
environmental health

現代における環境衛生とは,われわれの環境中にあるさまざまな有害因子と,人体側の健康障害との関連性を考えながら,それらの発生を未然に防ぐことができるような生活環境を具現させる方法を導き出し,それらを現実の社会で効果的に実行することである。

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デジタル大辞泉の解説

かんきょう‐えいせい〔クワンキヤウヱイセイ〕【環境衛生】

人間を取り巻く環境を改善・保全し、疾病の原因となる条件を除去し、健康の保持・増進を図ること。

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百科事典マイペディアの解説

環境衛生【かんきょうえいせい】

生活環境から健康をはばむ因子を取り除き,健康の保持,増進を図るとともに,快適な生活環境をつくり出す公衆衛生上重要な分野。その領域は多岐にわたり,かつ時代とともに拡大,複雑化しているが,おもなものを列挙すれば次の通りである。

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栄養・生化学辞典の解説

環境衛生

 環境衛生学ともいう.健康の維持,増進の面から環境の生体への影響を解析し,必要な対応を開発する学問分野.

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世界大百科事典 第2版の解説

かんきょうえいせい【環境衛生 environmental hygiene】

人間の健康と疾病の問題を人間主体と環境の間との相互関係という観点から把握し解明する環境衛生学にもとづき行われる健康の維持と増進のための外部環境の制御の総体をいう。この場合,環境とは,先天的な素因,体質をもち,後天的な年齢,栄養,文化などによって規定される感受性をもった人間をとりまき,その健康状態にいろいろな影響をもたらす物理的,化学的,生物学的,社会経済的な因子の総合をいうが,環境衛生の対象は自然科学的な因子に限られる。

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大辞林 第三版の解説

かんきょうえいせい【環境衛生】

人が健康な生活をおくるために、周囲の環境の保全または改善をはかること。または、そのための社会的努力。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

環境衛生
かんきょうえいせい

健康や疾病の問題を、人間を取り巻く環境の側から取り上げて、人間と環境の相互関係を改善することによって、健康の維持、増進を図ることをいう。
 人間の健康にかかわりのある環境要因としては、微生物、寄生虫などの生物的環境、暑さ・寒さ、気圧、放射線、騒音などの物理的環境、ガス、粉塵(ふんじん)、化学薬品などの化学的環境などに分けることができよう。
 環境が健康に及ぼす影響については、古代ギリシアのヒポクラテスが『空気・水・場所』という論文のなかで述べているように、古くから関心をもたれている。1700年にはイタリアの学者ラマッツィーニB. Ramazzini(1633―1714)が『働く人々の病気』を著し、職場の環境と疾病について詳細な記述を行っている。19世紀のイギリスではチャドウィックE. Chadwick(1800―90)が、貧困によってもたらされる不健康は、環境の衛生化によって改善できると考え、環境改善運動sanitary reformを展開した。この運動が公衆衛生の発端であるといわれる。19世紀後半のドイツでは、ペッテンコーファーが、当時流行の激しかった伝染病の発生は、特定の病毒や個人の素因のほかに、時季、土地などの環境条件なども関与していることを指摘して、空気暖房、住居の換気などの建築衛生、さらに上下水道などの環境衛生に関する先駆的な研究を行っている。
 欧米諸国では、上下水道や都市生活に伴う廃棄物の清掃処理などの環境衛生対策は、20世紀に入って衛生工学の進歩とともに急速に進んだが、日本の場合はその遅れが著しく、昭和30年代に入って、ようやく本格的な普及の段階に入った。一方、第二次世界大戦後の急速な産業の発展とともに、日本でも工業生産活動によって排出される廃棄物が大気、水、土壌などの環境を汚染し、それによって一般地域社会に住む人々にも健康障害がみられるようになり、この対策が、環境衛生において重要な部分を占めるようになった。
 現在、わが国で環境衛生を推進するためにとられている国レベルでのおもなプログラムは、上下水道、屎尿(しにょう)、ごみ、産業廃棄物などの処理のほか、食中毒、食品添加物などの食品衛生、旅館、興行場、公衆浴場、プールなど多人数が集まる場所の衛生、大型建築物の衛生対策、有害化学物質含有の危険防止のための安全、公害の防止などとなっている。このうち、大気・水質・土壌の汚染、騒音、振動、地盤の沈下、悪臭などによる健康および生活環境被害についての防止や対策は環境省の所管となっており、そのほかの環境衛生対策は厚生労働省の所管となっている。[重田定義]

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