命は風前の灯の如し(読み)イノチハフウゼンノトモシビノゴトシ

デジタル大辞泉 「命は風前の灯の如し」の意味・読み・例文・類語

いのち風前ふうぜんともしびごと

《「法苑珠林」の「命は風中の灯の如し」から》危険が身に迫っていることのたとえ。また、人生のはかないことのたとえ。
[類語]人生わずか五十年人生朝露ちょうろの如し浮生ふせい夢の如し邯鄲かんたんの枕蜉蝣かげろうの命蜉蝣ふゆう一期いちご夢幻泡影むげんほうよう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 夢幻泡影

精選版 日本国語大辞典 「命は風前の灯の如し」の意味・読み・例文・類語

いのち【命】 は=風前(ふうぜん)[=風中(ふうちゅう)]の灯(ともしび)の如(ごと)

  1. ( 人の命は風にゆらぐ灯のように消えやすくたよりないの意から ) 人生は無常であるということのたとえ。または、危険が身に迫っていることのたとえ。〔本朝俚諺(1715)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android