大は小を兼ねる(読み)ダイハショウヲカネル

デジタル大辞泉 「大は小を兼ねる」の意味・読み・例文・類語

だいしょうねる

大きいものは、小さいものの役目もすることができる。

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精選版 日本国語大辞典 「大は小を兼ねる」の意味・読み・例文・類語

だい【大】 は 小(しょう)を兼(か)ねる

  1. 大きいものは、小さいものの代用品としても利用できる。大は小を叶える。
    1. [初出の実例]「大は小かねると笑ふ長つぼね」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))
    2. [その他の文献]〔春秋繁露〕

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ことわざを知る辞典 「大は小を兼ねる」の解説

大は小を兼ねる

大きいものは小さいものの効用も併せ持っている。大きなものは小さなものの代わりとしても利用できる。

[使用例] なんでも大が小を兼ねるわけではない。たとえば魚の網なら、むしろ小が大を兼ねるわけだ[安部公房第四間氷期|1959]

[解説] 中国前漢の「春秋繁露」に「それ已に大なる者あらば、又小なる者を兼ぬ」とあります。

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