宵月(読み)ヨイヅキ

デジタル大辞泉 「宵月」の意味・読み・例文・類語

よい‐づき〔よひ‐〕【宵月】

宵の間だけ出ている月。特に、旧暦8月の2日から7日ころまでの月。夕月 秋》「―の雲にかれゆく寒さかな/鬼貫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「宵月」の意味・読み・例文・類語

よい‐づきよひ‥【宵月】

  1. 〘 名詞 〙 宵の間だけ出ている月。新月のころの月。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「夏なれど影こそ涼しよひ月の夕立過ぐるあとの庭かな」(出典:為忠集(鎌倉中か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android