小水(読み)ショウスイ

精選版 日本国語大辞典 「小水」の意味・読み・例文・類語

しょう‐すいセウ‥【小水・少水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. わずかの水。すこしばかりの水。
    1. [初出の実例]「ただ車の輪跡のくぼみたる所にたまりたる少水に、鮒一ふためく」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一五)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐東夷伝〕
  3. 小便。ゆばり。
    1. [初出の実例]「甚しきは小水の音も香もするよ」(出典:随筆・胆大小心録(1808)一四〇)
    2. [その他の文献]〔景岳全書‐論治〕

こ‐みず‥みづ【小水】

  1. 〘 名詞 〙 少しばかりの水。わずかの水。
    1. [初出の実例]「泥に酔たる魚の、小水にいきづくに異ならず」(出典:太平記(14C後)二九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小水の言及

【尿】より

排出【佃 弘子】
【ヒトの尿】
 血漿成分を原料として腎臓でつくられ,尿路(尿管,膀胱,尿道)を通して体外に排出される液体。俗にいう小便,小水のこと。尿には体内の種々の代謝産物のうち,生体にとって不必要ないわゆる老廃物や過剰物質などが含まれる。…

※「小水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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