ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「平和の配当」の意味・わかりやすい解説 平和の配当へいわのはいとうpeace dividend アメリカにおいて,冷戦終了による国防費削減分を経済力の回復に振向けるべきだ,とする議論。 1990年代に入って議会を中心にわき起った。これを一般に「平和の配当」論と呼ぶ。ブッシュ政権末期から具体化され,クリントン民主党政権は,国防費をさらに削減することで「平和の配当」金をアメリカ経済再生のために役立てることを公約に掲げている。また,国連などでも軍縮によって浮いた各国の資金を政府開発援助 ODA等にあてるべきだとする平和の配当の考えも出てきている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by