情報の非対称性(読み)ジョウホウノヒタイショウセイ

デジタル大辞泉 「情報の非対称性」の意味・読み・例文・類語

じょうほう‐の‐ひたいしょうせい〔ジヤウホウ‐〕【情報の非対称性】

市場取引される商品サービスに関して、ある経済主体が他の経済主体よりも情報を多く持っている状態。たとえば、商品を販売する企業消費者よりも詳細な情報を持ち、有利な立場にあること。情報の非対称性が大きくなると、消費者は製品購入を控えるようになり、市場の取引が円滑に行われなくなることがある。→レモンの原理

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android