梓に上す(読み)シニノボス

デジタル大辞泉 「梓に上す」の意味・読み・例文・類語

のぼ・す

書物を出版する。上梓じょうしする。「―・すまでに一〇年の歳月けみした」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「梓に上す」の意味・読み・例文・類語

し【梓】 に=上(のぼ)す[=鏤(ちりば)める]

板木に彫刻し、印刷して発行する。書籍を出版する。上梓(じょうし)する。あずさにちりばめる。
※天草本平家(1592)読誦の人に対して書す「リャウヂョウノ タスケト ナルベキ ジチイキノ ショヲ ワガ クニノ モンジニ ウツシ、xini(シニ) chiriba(チリバ) mẽtosu(メントス)

あずさ【梓】 に= 上(のぼ)す[=ものす]

※滑稽本・旅眼石(1802)「それの記行うたのかずかず、追而(おって)(アヅサ)にのぼせんことを希(こひねが)ふのみ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android