牙を鳴らす(読み)キバヲナラス

デジタル大辞泉 「牙を鳴らす」の意味・読み・例文・類語

牙きばを鳴なら・す

1 牙をむき出しにする。敵意をあらわにする。
2 くやしがったり怒ったりして歯ぎしりをする。
「にっくい奴は直姫と、―・して語らるれば」〈浄・蝉丸〉

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精選版 日本国語大辞典 「牙を鳴らす」の意味・読み・例文・類語

きば【牙】 を 鳴(な)らす

  1. ① 動物などが牙を噛み合わせて音を出す。
    1. [初出の実例]「牙(キバ)を鳴らしてゐる狼が鳩のやうに柔順になれと自分の犠物(えもの)に強ゆるやうなもんです」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉破調)
  2. ② 歯ぎしりして、くやしがり、また、おこる。物すごい顔つきをしておこったりくやしがったりする。
    1. [初出の実例]「にっくいやつはなを姫ときばをならしてかたらるれば」(出典:浄瑠璃・蝉丸(1693頃)一)

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