福徳円満(読み)ふくとくえんまん

精選版 日本国語大辞典 「福徳円満」の意味・読み・例文・類語

ふくとく‐えんまん ‥ヱンマン【福徳円満】

〘名〙 福徳が欠けるところがなく備わっていること。
※浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)厄払ひ「打ち出の小槌、打って打ち出す金銭・銀銭、福徳円満(フクトクエンマン)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

四字熟語を知る辞典 「福徳円満」の解説

福徳円満

福と徳、すなわち幸福と利益が、欠けることなく十分に備わって満ち足りていること。

[活用] ―な。

[使用例] 近年とくに肥っていた。福徳円満の相になっていた[丹羽文雄青麦|1953]

[使用例] 楽しめることを楽しんで、福徳円満、あたりまえの人生を享楽するのが、どこがわるいの[武田泰淳快楽|1960]

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android