聖母(読み)セイボ

デジタル大辞泉 「聖母」の意味・読み・例文・類語

せい‐ぼ【聖母】

聖人せいじんの母。
キリスト教で、イエスキリスト生母マリア尊称
[類語]賢母慈母

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精選版 日本国語大辞典 「聖母」の意味・読み・例文・類語

せい‐ぼ【聖母】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 聖人(しょうにん)の生母。しょうも。
    1. [初出の実例]「世尊順化、因聖母(セイボ)而右出」(出典教行信証(1224)六)
  2. [ 2 ] イエス=キリストの生母マリアの称。西洋美術史ではマリア崇拝がさかんだったゴシック期を最盛期として各時代にわたってさまざまな美術上の表現の主題となっている。主なものは「受胎告知」「聖母子」など。
    1. [初出の実例]「羅瑪(ローマ)〈略〉羅勒多(ロレト)に聖母瑪利亜の室あり」(出典:輿地誌略(1826)三)

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百科事典マイペディア 「聖母」の意味・わかりやすい解説

聖母【せいぼ】

マリア

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「聖母」の意味・わかりやすい解説

聖母
せいぼ

マリア

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「聖母」の意味・わかりやすい解説

聖母
せいぼ

「マリア」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の聖母の言及

【マリア】より

…語源はヘブライ語miryāmまたはアラム語のmaryāmで,〈ふとった女〉(すなわち〈美女〉)の意とされる。旧約聖書にはモーセとアロンの姉妹の名として出てくるし(《出エジプト記》15:20),新約聖書でもマリアの名をもつ人物はマグダラのマリア以下何人もいるが,一般にマリアといえばイエス・キリストの母,いわゆる聖母を指す。東方では4世紀以降,とくに431年のエフェソス公会議以降テオトコス(〈神を生んだ者〉の意)と呼ばれることが多く,他にパナギアPanagia(〈至聖なる女〉の意),メテル・テウMētēr Theou(〈神の母〉の意。…

【切支丹物(吉利支丹物)】より

…近代に入って(明治6年解禁後),南蛮趣味の流行もあり,まず木下杢太郎の連作《南蛮寺門前》(1909作),《絵踏(えぶみ)長崎殉教奇談》(1913作),《天草四郎》(1914作),《常長》《訴人》(以上1928作)などが現れ,近代人の苦悩を重ねあわせて描いている。ほかに小山内薫の《吉利支丹信長》(1926作),岡本綺堂の《切支丹屋敷》(1913作),長田秀雄の《沢野忠庵》(1927作),松居松葉の《聖母(サンタ)・(マリア)》(1923年5月明治座)など。戦後も石川潭月の舞踊劇《切支丹道成寺》や,田中千禾夫,遠藤周作らの切支丹を題材とした作品がある。…

※「聖母」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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