複素誘電率(読み)フクソユウデンリツ

化学辞典 第2版 「複素誘電率」の解説

複素誘電率
フクソユウデンリツ
complex permittivity, complex dielectric constant

誘電体に交流電場Eをかけ,その周波数をあげていくと,誘電体中の電気変位(電束密度)Dは電場に追随できず位相が遅れるようになる.このとき,DEとの比である誘電率は,複素数表示

ε = D/E = ε′ - iε″
で表され,複素誘電率とよばれる.DEとの間に位相差が生じると,誘電体中で電力損失が起こる(誘電損失).いま,位相の遅れをδとすれば,

EE0eiωt
に対し,

DD0e(ωtδ)
であるから,

と表され,

ε″/ε′ = tan δ
損失係数という.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

夏の暑さに体が慣れること。数日から数十日間で起こる短期暑熱順化と、数年または数世代にかけて起こる長期暑熱順化とがある。→寒冷順化[補説]近年では、冷房設備の普及にともない短期暑熱順化が起こりにくくなっ...

暑熱順化の用語解説を読む