諸刃の剣(読み)モロハノツルギ

デジタル大辞泉 「諸刃の剣」の意味・読み・例文・類語

諸刃もろはつるぎ

両辺に刃のついた剣は、相手を切ろうとして振り上げると、自分をも傷つける恐れのあることから》一方では非常に役に立つが、他方では大きな害を与える危険もあるもののたとえ。両刃の剣。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「諸刃の剣」の意味・読み・例文・類語

もろは【諸刃】 の 剣(つるぎ)

(両方に刃のついた剣は、相手を切ろうとして振り上げると、まず自分を傷つけるところから) 相手に打撃を与えると同時に、こちらもそれなりの打撃を被るおそれのあることのたとえ。また、役に立つものも使い方によっては、危険なものになりうることのたとえ。
※浄瑠璃・雪女五枚羽子板(1708)厄払ひ「両刃(もろハ)の剣にて人をきるに、振上げさまに我まづ斬らるると云ふ譬へ有」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android