両辺(読み)リョウヘン

精選版 日本国語大辞典 「両辺」の意味・読み・例文・類語

りょう‐へんリャウ‥【両辺】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 二つの辺。両方のへり、ふち。また、道などの両側。図形などでもいう。「二等辺三角形の等しい両辺」
    1. [初出の実例]「門にむかひて、両足に槽脣の両辺をふみて、蹲居しす」(出典:正法眼蔵(1231‐53)洗浄)
    2. [その他の文献]〔李白‐贈友人詩〕
  3. 二つの事柄。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  4. 等式または不等式における右辺と左辺との両方。「両辺に同じ数を掛けて分母を払う」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android