負抵抗(読み)ふていこう(その他表記)negative resistance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「負抵抗」の意味・わかりやすい解説

負抵抗
ふていこう
negative resistance

負の値をもつ電気抵抗または力学抵抗をいう。負性抵抗とも呼ばれる。電流電圧特性 (その比が抵抗値を示す) が図の太線部分のようなとき,この部分は負の勾配をもち,負抵抗の働きをする。アーク放電グロー放電エサキダイオードマグネトロン,正のフィードバックをかけた増幅器などに現れる。電気回路において負抵抗は一般に発振作用をもつ。共振回路は必ず正の抵抗を含むからエネルギーの損失があるが,これを負の抵抗で補ってやれば持続発振が生じる。力学系でも流体の流れの速さが増大するとき,かえってその摩擦抵抗が減少するなど負抵抗の現象が起ることがある。

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世界大百科事典(旧版)内の負抵抗の言及

【電気抵抗】より

…これは非オーミックな抵抗と呼ばれている。抵抗を流れる電流がわずかに変化したとき生ずる電位差の変化の割合dV/dIrを微分抵抗といい,微分抵抗が負になる負抵抗は発振回路などに用いられる。電気伝導【塚田 捷】。…

※「負抵抗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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