赤酸醤(読み)あかかがち

精選版 日本国語大辞典 「赤酸醤」の意味・読み・例文・類語

あか‐かがち【赤酸醤】

  1. 〘 名詞 〙ほおずき(酸漿)」の古名。その赤い実だけをさしていう場合が多い。あかがち。
    1. [初出の実例]「彼の目は赤加賀智(あかカガチ)の如くして、身一つ八頭八尾有り。〈〈略〉此に赤加賀知と謂へるは、今の 酸醤ぞ〉」(出典古事記(712)上)
    2. 「さしもの大神七咫(ななあた)の鼻をひこつかせ、赤酸醤(アカカガチ)の眼を細めて」(出典:談義本・風流志道軒伝(1763)跋)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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