身籠もる(読み)ミゴモル

デジタル大辞泉 「身籠もる」の意味・読み・例文・類語

み‐ごも・る【身籠もる/妊る】

[動ラ五(四)]
妊娠する。はらむ。「妻が―・る」
身をひそめて隠れる。
こがらしや―・る犬の眼に涙/蛾眉」〈俳諧新選〉
[類語]孕む宿す

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「身籠もる」の意味・読み・例文・類語

み‐ごも・る【身籠・妊】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 妊娠する。はらむ。懐妊する。
    1. [初出の実例]「木花咲屋姫(このはなさくやひめ)のみこととたった一夜のちぎりにみこもらせ給ふを」(出典談義本・世間万病回春(1771)三)
  3. 身をひそめてこもる。
    1. [初出の実例]「凩や身籠る犬の眼になみだ〈蛾眉〉」(出典:俳諧・俳諧新選(1773)四)
  4. 中にくい込む。中に含まれる。
    1. [初出の実例]「拝借の儀、上地の内へ孕り候分のみ払下げ」(出典:大蔵省達‐明治五年(1872)七月二五日(法規分類大全))

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