逆行健忘(読み)ぎゃっこうけんぼう

百科事典マイペディア 「逆行健忘」の意味・わかりやすい解説

逆行健忘【ぎゃっこうけんぼう】

一定時間内のできごとに対する追想不能を健忘というが,健忘の起こる前に正常に記銘されていたはずのことまで,さかのぼって追想不能になることを逆行健忘という。一般に頭部外傷急性中毒,急性脳障害などの後に起こり,回復後に発病以前の経験を思い出せなくなる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「逆行健忘」の意味・わかりやすい解説

逆行健忘
ぎゃっこうけんぼう
retrograde amnesia

外傷,電気ショックなど脳に対する種々の衝撃や卒中発作などによって意識障害が生じた場合,その意識障害の出現した時点からさかのぼった過去の一定期間の出来事に関しての記憶が失われること。 (→記憶異常 , 健忘 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む