量子鍵配送(読み)リョウシカギハイソウ

デジタル大辞泉 「量子鍵配送」の意味・読み・例文・類語

りょうしかぎ‐はいそう〔リヤウシかぎ‐〕【量子鍵配送】

量子力学原理を応用し、通信を行う二者間で暗号鍵を安全に共有する手法。代表的な量子暗号であり、量子もつれ状態にある二つの粒子や系を二者間で共有して用いることで、傍受が不可能な暗号鍵となる。量子状態をとるのは乱数列などの暗号鍵のみであり、実際のデータ転送には通常の暗号技術が用いられる。量子鍵配布。QKD(quantum key delivery)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android