需要弾力性

流通用語辞典 「需要弾力性」の解説

需要弾力性

商品の価格変化によって需要がどの程度変化するかを示すもの。価格が上昇すれば需要が減少し、価格が下落すれば需要は拡大する。この需要の変化は商品によって異なっており、一般的に、生活必需品需要は価格の変化に対する反応が小さく(需要弾力性小)、文化品・ぜいたく品では大きい(価格弾力性大)。この変化を弾力性として、価格の変化率に対する需要の変化率を比率で係数化することができる。成熟市場といわれる今日の市場においては、需要弾力性が必ずしも仮説どおり作動しないケースもみられ、価格政策などにおいてはより慎重な検討が必要となっている。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティング流通用語辞典について 情報

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