とる(読み)トル

デジタル大辞泉 「とる」の意味・読み・例文・類語

と◦る

[連語]接続助詞「て」に動詞「お(居)る」の付いた「ておる」の音変化》動詞の連用形に付いて、そうした動作状態にあることを表す。…ている。「ここで待っ―◦れ」「話は聞い―◦る」
[補説]ガ・ナ・バ・マ行の五段動詞に付く場合は「どる」となる。「支払いは済んどる」

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精選版 日本国語大辞典 「とる」の意味・読み・例文・類語

と・る

連語〙 (助詞「て」に動詞「おる(居)」の付いた「ておる」の変化したもの。動詞の連用形に付けて用いる。上にくる語によって「どる」とも) その状態にあるという意を添える。…ている。
※雑俳・智恵車(1716‐36)「渋団・裸で橋で涼んどる」
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「きのふのけんか対人(あひて)を知居(しっト)りますが」
[補注]東京語の「てる」にあたる。同じく「ておる」から「ちょる(じょる)」となった地方もある。

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普及版 字通 「とる」の読み・字形・画数・意味

縷】とる

糸。

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