アベル(旧約聖書)(読み)あべる(英語表記)Abel

翻訳|Abel

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アベル(旧約聖書)」の意味・わかりやすい解説

アベル(旧約聖書)
あべる
Abel

旧約聖書』の「創世記」に述べられている人類の始祖アダムとイブ次男ヘブライ語でhebel/hābelとつづる。彼の捧(ささ)げる供物犠牲(いけにえ)の子ヒツジ)が神に受け入れられるのをみて、兄カインは彼をねたみ、アベルを殺害する。人類最初の兄弟殺しの犠牲者であり、また後の殉教者祖型とも解される。

[月本昭男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android