エギルスカラグリームスソン(英語表記)Egill Skallagrímsson

改訂新版 世界大百科事典 の解説

エギル・スカラグリームスソン
Egill Skallagrímsson
生没年:910ころ-990ころ

アイスランド首長詩人豪農の家に生まれ,早くから詩才をうたわれ,15歳から海外に出てバイキングとして勇名をはせる。その一生は《エギルサガ》に詳しい。三つの長編詩と40余りの短詩が残されているが,王との確執背景とした《首の身代金》,子を次々に失った父の悲哀を歌った《ソナトレク》,親友の死をいたんだ長詩により北欧中世最高の詩人とされている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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