シチジン

化学辞典 第2版 「シチジン」の解説

シチジン
シチジン
cytidine

1-β-D-ribofuranosylcytosine.C9H13N3O5(243.22).略号CydまたはC.ピリミジンヌクレオシド一種で,リボ核酸の構成成分として広く生体内に存在する.針状結晶.分解点230 ℃.+29.6°(水).pK4.15,12.5.λmax 280 nm(ε 1.34×104,pH 2.2),271 nm(ε 9.1×103,pH 8.2).シチジンの6位のアミノ基は,ほかのヌクレオシドのアミノ基に比べて反応性に富む.亜硝酸作用ウリジンに変化する.また,臭素水を作用させると5′-ブロモシチジンとなる.LD50 2700 mg/kg(マウス腹腔).[CAS 65-46-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「シチジン」の解説

シチジン

 C9H13N3O5 (mw243.22).

 ヌクレオシドの一種で,ヌクレオチドの形でRNAに存在する.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android