ウリジン(英語表記)uridine

翻訳|uridine

大辞林 第三版の解説

リボ核酸を構成する成分の一。塩基部分にウラシルを含む。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウラシルとリボースから構成されるヌクレオシド。ウラシルリボシドともいう。リボ核酸(RNA)の構成成分の一つとして広く自然界に分布するが、単独で生体内に存在することは少ない。無色の長針結晶で、分子量244。多糖類、グルコシドの生合成ではUDP(ウリジン二リン酸)グルコースなどの糖ヌクレオチドが前駆体となるが、ウリジンはこれらの構成成分としても存在する。RNAを加水分解するか、ウリジル酸を酵素で脱リン酸することによって得られるほか、有機化学的な合成法もある。また酵母からのウリジンヒドロラーゼという酵素によってウラシルとリボースに分解される。[笠井献一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版の解説

1-β-D-ribofuranosyluracil.C9H12N2O6(244.20).リボ核酸(RNA)の構成成分の一つとして,ヌクレオチドの形で広く生物界に存在する.また,多糖類およびグリコシドの生合成における補酵素の機能をもつ化合物として,ウリジン5′-二リン酸グルコースやウリジン二リン酸ガラクトースなどが知られている.アセトブロモリボフラノースと2,6-ジエトキシピリミジンから合成できるが,リボ核酸を加水分解しても容易に得られる.無色の長針状晶.融点165 ℃.+4°(水).pKa 9.2,12.5.λmax 262 nm(ε 1.01×104,pH 7.3).水,DMSO,ピリジンに可溶.LD50 4335 mg/kg(マウス,腹腔).[CAS 58-96-8]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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