シャジクソウ(車軸草)(読み)シャジクソウ(英語表記)Trifolium lupinaster

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャジクソウ(車軸草)」の意味・わかりやすい解説

シャジクソウ(車軸草)
シャジクソウ
Trifolium lupinaster

マメ科の多年草。東アジアの亜寒帯シベリア,中央アジア,ヨーロッパ,アラスカに分布し,日本では中部地方以北の山地草原海岸の岩の上などに生える。茎は叢生し高さ 20~40cmになり,葉を互生する。葉柄は短く,托葉と合生する。葉はやや放射状配列する3~5枚の小葉からなる。和名はこの小葉の配列に注目したもので,そのほかボサツソウ (菩薩草) ,アミダガサ (阿弥陀笠) とも呼ばれる。6~8月,短い柄の先に 10~20個の花を頭状につける。花は紅紫色蝶形で長さ 12~14cmほどになる。

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