チョタナーグプル高原(読み)チョタナーグプルこうげん(英語表記)Chota Nāgpur Plateau

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チョタナーグプル高原」の意味・わかりやすい解説

チョタナーグプル高原
チョタナーグプルこうげん
Chota Nāgpur Plateau

インド,デカン高原北東部の高原地帯。ガンジス川平原とマハーナディ川の間を占め,ビハール州からオリッサ州に広がる。ラーンチー高原,ハザリバグ高原が含まれる。平均標高約 700m。結晶質の岩から成り,開析が進んでいて,中央をダモダル河谷が弓形に横切る。森林耕地が混在し,米,搾油用種子,穀類のほか良質のラワン材を産出。世界有数のラック樹脂の産地。石炭鉄鉱石雲母など地下資源が豊富で,ダモダル川の開発により,同国有数の工業地帯を形成。主要都市はラーンチーとジャムシェドプル

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