現代外国人名録2016 「ドン ワカマツ」の解説
ドン ワカマツ
Don Wakamatsu
- 職業・肩書
- 大リーグコーチ(ロイヤルズ),元大リーグ監督
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1963年2月22日
- 出生地
- オレゴン州
- 本名
- Wakamatsu,Wilbur Donald
- 学歴
- アリゾナ州立大学卒
- 経歴
- 日系4世。日系3世の父は、サンフランシスコ中心街の歴史的建造物を多く手がけた有名な技師で、母はアイルランド系。祖父母は第二次大戦中に強制収容所に収容されたというルーツを持つ。日本人街にあるリトルリーグで野球を始め、高校時代はバスケットボールで学校代表に選ばれ、アリゾナ州立大学では野球部で捕手として活躍し、主将も務めた。大学では日本語も履修。1985年プロ入り。’91年ホワイトソックスで捕手としてメジャーデビューし、控えとして12年間で18試合に出場。打率.226。’96年33歳で引退し、指導者の道に進んだ。’97年よりマイナーのコーチや監督を歴任し、2003〜2006年はレンジャーズのベンチコーチを務める。2008年アスレチックスのベンチコーチを経て、若手育成のうまさと対話重視の手腕が評価され、2009年マリナーズ監督に就任。大リーグ史上初のアジア系監督だったが、2010年8月成績不振のため解任される。2011年ブルージェイズのベンチコーチを経て、2014年ロイヤルズのベンチコーチとなり、29年ぶりのワールドシリーズ進出を果たす。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報