ハイネマン(英語表記)Heinemann, Gustav Walter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハイネマン」の意味・わかりやすい解説

ハイネマン
Heinemann, Gustav Walter

[生]1899.7.23. ウェストファーレン,シュベルム
[没]1976.7.7. エッセン
西ドイツの政治家。弁護士,鉱山会社部長を経て,1933年からプロテスタント教会の組織者として活躍。 45年キリスト教民主同盟 CDU創設に加わり,47年エッセン市長,49年 K.アデナウアー政権の内相となったが,再軍備に反対して 50年に辞任。 49~53年連邦議会議員。 52年に CDUを脱党,非武装中立のドイツ再統一を掲げる全ドイツ人民党を結成したがうまくいかず,56年ドイツ社会民主党 SPDに入り,連邦議会議員に当選。 66~69年法相,69年7月第3代大統領に選出され,74年任期満了で辞任。 70年に来日,原爆病院に多額の寄付をした。

ハイネマン
Heinemann, Fritz

[生]1889.2.8. リュネブルク
[没]1976
ドイツの哲学者,哲学史家。 1930年フランクフルト,39年オックスフォードの各大学教授。 57年フランクフルト大学員外教授。カント哲学,実存哲学の研究家。主著"Der Aufbau von Kants Kritik der reinen Vernunft und das Problem der Zeit" (1913) ,"Jenseits des Existentialismus" (57) 。

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