バセットホルン

百科事典マイペディア 「バセットホルン」の意味・わかりやすい解説

バセットホルン

木管楽器一種。テノール音域のクラリネットで,ヘ調移調楽器。管は途中で折れ曲がっている。1770年ころパッサウ(バイエルン)の人マイヤーホーファーによって考案された。柔らかく深みのある音で,モーツァルト時代盛んに使われた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バセットホルン」の意味・わかりやすい解説

バセットホルン
basset horn

管楽器の一種。クラリネットの一種で,F調管。下部が箱型になっていて,その内部で管が屈折している。 1770年頃マイアーホーファーが考案した。

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世界大百科事典(旧版)内のバセットホルンの言及

【クラリネット】より

…高音で変ホ調の小クラリネット,変ロ調のバス・クラリネットもよく用いられる。モーツァルトの後期などに用例の多いバセットホルンも中型でヘ調の同族楽器である。管内の空気振動が閉管の様式である点も特徴的で,偶数倍音が極端に弱く,音の骨組みは奇数倍音によってできている。…

※「バセットホルン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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