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クラリネット クラリネットclarinet

翻訳|clarinet

6件 の用語解説(クラリネットの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クラリネット
クラリネット
clarinet

楽器の一種。シングル・リード木管楽器移調楽器で,変ロ調とイ調が今日一般に使われる。 18世紀初期にシャリュモーから改良された。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

クラリネット(clarinet)

管楽器の一。1枚のリードをもつ縦笛型の楽器で、豊かな音色、広い音域をもつ。音域の違いにより種類が分かれるクラリオネット

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

クラリネット

シングル・リードの木管楽器。18世紀初頭にドイツで発明された。名の由来は,高音トランペットクラリーノに音色が似ていたためとも,朝顔形の開口部がクラリーノを思わせるためともいわれる。
→関連項目管弦楽サクソフォーン

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世界大百科事典 第2版の解説

クラリネット【clarinet】

シングル・リードを用いて鳴らす管楽器の一種。民俗音楽関係の記述などでは,シングル・リードの管楽器の総称として〈クラリネット〉ということもある。 ニュルンベルクの楽器製造家J.C.デンナーが1700年前後,シャリュモーという楽器を改良して2鍵を付したのに始まる。管の主要部は円筒管を成す。さまざまな大きさや調子で作られるが,今日基準的なのはソプラノ相当で変ロ調の楽器であり,半音低いイ調の楽器もクラシック系で重要である。

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大辞林 第三版の解説

クラリネット【clarinet】

木管楽器の一。一枚リードの円筒管で、まろやかな音色と広い音域をもつ。音域により数種にわかれる。クラリオネット。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

クラリネット
くらりねっと
clarinet英語
Klarinetteドイツ語
clarinetteフランス語
clarinettoイタリア語

シングルリード(単簧(たんこう))の木管楽器の一種。他の木管楽器の多くが円錐(えんすい)管であるのに対し、円筒管で、閉管振動をするため偶数次倍音をもたないという音色上の特徴をもち、また広い音域を特徴とする。しかし、それが運指の複雑さにもつながっている。ただし、わずかに円錐状の管のものもある。シングルリードの管楽器は古代からあったとされるが、クラリネットの直接の前身は17世紀のシャリュモーchalumeauであるといわれている。その欠点(オーバーブローイングができず、音域が狭い)を解消するために、ドイツのデンナーJ. C. Dennerによって1700年ごろつくられたのがクラリネットである。クラリネットの名称は、中高音がクラリーノ(小型のトランペット)に似ているところからつけられたといわれる。
 クラリネットには、ピッコロ・クラリネットからコントラバス・クラリネットまで多くの種類があるが、もっともよく用いられるのは、ソプラノ・クラリネットのB♭管とA管である。B♭管は全長約67センチメートル、内径約15ミリメートルで、D3~B♭6の4オクターブ弱の音域をもつ。A管はB♭管よりやや長めで、音域は半音低い。また、B♭管よりも1オクターブ低い音域のバス・クラリネットや4度高いE♭ソプラニーノ・クラリネットもしばしば用いられる。キー・システムでは24音孔、17鍵(けん)、6リングのいわゆるベーム式またはフランス型がもっとも一般化している。これは、1840年ごろオーギュスト・ビュッフェLouis-Auguste Buffetとヤサーント・クローゼHyacinthe Klosが、ベーム式フルートのシステムを応用して開発したものである。また、すでに1810年ごろには、ミュラーI. Mllerによって、現在のドイツ型クラリネットの基礎となる13鍵の楽器がつくられていた。ベーム式はキー・システムが合理的で運指に有利であるが、音色の点でドイツ型を使用している奏者も少なくない。概して、ドイツ型は中高音は美しいが、低音の響きに弱さをもつ。近年それを補うための改良も行われている。
 この楽器を管弦楽中に初めて使用したのはファーバーJ. A. J. Faberのミサ曲(1720年代)においてであるといわれる。そして18世紀中ごろマンハイム宮廷楽団に常備されたのを皮切りに、しだいに一般化し、数多くの名手を生んだ。モーツァルトは、クラリネット奏者シュタードラーAnton Stadler(1753―1821)との交友関係から『パリ交響曲』(1778)、オペラ『イドメネオ』(1781)、そして彼の唯一の『クラリネット協奏曲イ長調』(1791)などの傑作を書き、ウェーバーは奏者ベルマンHeinrich Joseph Brmann(1784―1847)のために三つのクラリネット協奏曲(1811)を作曲。ブラームスもクラリネット五重奏曲(1891)を奏者ミュールフェルトのために作曲している。20世紀になるとクラリネットはジャズにも用いられ、ベニー・グッドマン、アーティ・ショーArtie Shaw(1910―2004)ら多くの名奏者を輩出している。[前川陽郁]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のクラリネットの言及

【管楽器】より

…管の中の空気(空気柱)に外部から気流(ふつうは奏者の呼気)を作用させて楽音を作る楽器の総称。気流の作用を受ける方式には,(1)管壁に小孔をあけ,側縁に気流を当てる(フルート),(2)管の入口に振動体をしかける(オーボエ,クラリネット),(3)管の入口に唇を当て,振動体として機能させる(トランペット)がある。(2)の場合の振動体は,適当な弾力のあるリードと呼ばれる薄片で,シングル・リード,ダブル・リードなどの別がある。…

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